ある夜、アントワーヌ・プレジウソが散歩に出かけた時、夜空に浮かぶ目映いばかりの月明かりが目に飛び込んできました。静寂の中で優しく照らしてくれる幻想的な月の光の美しさを記憶に残しておきたく、これをイメージした時計を製作しようと思い立ちました。

同時に、12、3、9のアラビック数字が、神秘的な月明かりを纏ったようなインスピレーションを感じました。

こうして、「ムーンライト」シリーズが誕生しました。

夜空をイメージしたダイヤルには、金粉をちりばめて星々をイメージし、アラビック数字にはスーパールミノバの眩い光が、6時位置のムーンフェイズには、インデックスの輝きとは違い、静かに優しく照らすおぼろ月の光を表現しています。また、今までのムーンフェイズのようにディスクに描かれた月が回るのではなく、月の満ち欠けがそのまま表現される仕組みをプレジウソが開発しました。日々変わる夜空に浮かぶ月と同じように、時計の中の月の表情の変化をお楽しみ頂けます。